歩く・履くを支えるフットケア事例
- yamasakik2023houka
- 6月6日
- 読了時間: 2分
更新日:6月16日
みなさまこんにちは。
ナーシングカンパニーのやまさきです。
写真は、施設(自費サービス)でケアさせていただいた方の足の様子です。高度に肥厚・変形した爪は、通常の爪切りで安全に切るのが難しく、炎症や癒着がある場合もあり、専門的な判断と技術が必要です。
この方の爪は、前方ではなく後方(爪の根元側)へと強く曲がり、指を圧迫する形になっていました。
「痛くなかったんですか?」と伺うと、
「時々痛かったよ」とのお返事。
この方のように、寝たきりの状態が続くと、足の爪は自由な方向に伸びていきやすく、靴への当たりや皮膚への圧迫が痛みの原因になることがあります。皮膚科受診された際にも、指を押してるところは切ってもらってねと言われたそう。
介護現場で、爪が切れなくて困っている、との声は多く聞かれます。
ここまで整えるにはかなりのスキルが必要になるのが実情です。
今回は、親指の爪がすでに死んでいて、残しておくと引っかけたり皮膚を傷つけたりするリスクが高い状態でした。
そのため安全性を優先して、引っかかりの原因になる部分を整えたうえで、爪床が露出した部分には人工爪を載せて保護しています。
こうした対応により、痛みや傷のリスクを減らし靴下や靴が履きやすくなることを目指しました。
施設スタッフのかたにも、ケアの背景をきちんと説明しながら進めていますが、今日はキレイになったことを一緒に喜びあいました☺️
一方、訪問看護でも爪や足のトラブルでお困りの方が多く、そこを入り口に療養支援につなげ、重症化が防げたり、痛みがなくなることで気持ちが上がる方を見てきました。
「痛くなくなって歩く時間が増えた」
「辛かったのが楽になった」
そうした声を聞けるのは、こちらまでうれしくなる瞬間です。
生活の質の改善につながるケアを、これからも届けていきます。
当ステーションでは訪問看護を一緒に実施してくださる看護職、セラピストスタッフを募集しています。
主任ケアマネさんも募集しております!
常勤スタッフはもちろん、都合の良い時に働きたい、という方も大歓迎です。
お問い合わせは、0798-63-2007山﨑まで、お気軽にお電話くださいね♪

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